私自身、高校に入るとき、進学校というと、ほとんどが、男女別学。

ところが、今も、受験生徒数が減ってきているのに、相変わらず、有名進学校はどの地区でも、男女別学である。これでは、年々、少子化になっているのにおかしい。そもそも、男女を、私立校でもないのに分けること自体、差別化を生み出していると感じている。だから、私は、県外の私立や、当時進学校では1高しかない男女共学高校に入学した。快適な高校生活であった。体育も女子と一緒だし、早弁もともに過ごした。

さて、県教委の2024年2月5日の集計では、M高+M女子高合わせて560名、T高+T女子高合わせて、560名、ともに中心都市である。地方中心都市にあるO高+O女子高合わせて、480名、T高+T女子高合わせて400名、S高+S女子高合わせて

400名。

同窓会の反対が大きかった、N高+N女子高合わせて240名。この数字を足すと、今年の公立高校進学希望者

11757名の内定員の2割くらいが、男女別進学校を志望した。

実に優秀な高校生がおおいのか?勉強好きが多くなったのか?選ぶ特色がないのか?

それにしても、優秀な生徒の人数が多すぎる、他の学校の共学高は多くて、240名程度である。(本県の塾では、偏差値43程度でも、行ける基準だと。押してくる。)本当に本人に合っているならいいが、結局、勉強、勉強でついていけない生徒もかなり出ているのが現実である。

困ったことに、特色のありそうな学校や、将来職業に役立つ学びのありそうな学校に人気のないのが妙で、グローバルや経済、新前橋市長のいう、1次2次産業に関係のありそうな高校は人気薄。

 そんなに、勉強が好きになったのかと思えば、そうでもない。

将来役に役立つ学びは、また、お金をだして、専門学校や大学で学べばいいと考えているのか?

最近の生徒さんの将来はどんなかを案ずるのは、間違いなのか?

やりたいことが、あるか?勉強をづっと頑張れるか。本人の意志をまずは確認してあげる、そんな、ささやかな寄り添いが、生徒の居場所になっていると私の塾は自負している。